トラ日記 ~KAMOMEと走った いわき~

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愛車の KAMOME 。

去年、中学の頃から出たいと思っていたトライアスロンに出る為に買って、

時間に流されながら、やっと先週日曜日、トライアスロンデビューを果たした。

結果は見事 完走 と言いたい所だけど、走りきった達成感よりも、自分がイメージしていたレース内容とはかけ離れたほろ苦いデビュー戦になってしまった、という思いの方が先に立ってしまう。

週末にかけて、台風14号が太平洋岸をなめるように北上していて、レース前日の土曜日、海は大シケの状態。

丁度、スイムのレース会場の海水浴場はうねりのきいたビッグウェーブが押し寄せ、サーファー天国になっていた。

そんな海を見ながら一同絶句 ・・・。

1,500mも泳ぐのは17年振りくらいなので、溺れないよう、このところスイムの練習しかしてなかったのに・・・。

「泳がせろーーー!! 台風あっちいけ!!」って叫んでみたものの願いもむなしく、当日は、砂浜ラン2.2キロ、バイク40キロ、ラン10キロ のデュアルスロンに変更に。

トライアスロンの世界を味わった事のない俺は、まったく緊張感無くスタートラインに立って、これから始まる未知の領域にワクワクしていた。

砂浜ランは50位前後で、バイクのトランジットも割とスムーズにこなして、バイクのパートに移ったが、走り始めてまもなく、後続のランナーから次々に抜かれていく。

距離を重ねるごとに、一台、また一台。

最初の10キロで50台には抜いていかれた。

“自転車なんてそんなに大差の付くパートじゃないよ” とたかをくくっていたけど、このパートこそ差のつく所なのだと思い知る。

最初は、「バイクが違うんじゃないの?」 と思ったけど、 KAMOME は他に引けを取らない いいバイクだと思うし。

今設定してるバイクポジション(自分の体に一番合うサドルやハンドルの位置やバイクのサイズ) が合う、合わないはあるかもしれないけど、整備もしたし、油も注したし。

俺自身の エンジン(脚力) の問題なんだと思う。

しかし、折り返して帰ってくる、はるか先を行くランナーを横目で見ながら、こいつら “化け物だ” と思った。

台風のおかげで、海岸沿いを走るバイクコースは行きがもろに向かい風がきつく、10キロ過ぎたくらいから ふくらはぎ がつりそうになる。

仙台高校のトライアスロン部の女の子に抜かれて、また抜き返して、また抜かれて、また抜き返し、そんな事を繰り返しながら、折り返し地点を折り返すと、今度は追い風になり、ビュンビュン スピードが出た。

メーターを見ると40キロは出ている。

それでも一台、また一台、抜かれていく。

(俺以外)いったい何キロ出てるんだよ!!

そうこうしてると、25キロ地点くらいで、太ももからおしりにかけての筋肉が悲鳴をあげ始める・・・。

サドルに座っていられなくなり、ペダルも漕げなくなる。

ここからの残り10キロがきつかったし、落ちていくのは早かった・・・。

結局、バイクで134台から抜かれたことになる。

ランのトランジットゾーンに辿り着いた時には、下半身のいたる所が痛くて、ヨタヨタ走り。

自分の足じゃないみたいに言うことを聞かない。

でも、バイクの遅れを取り戻そうと、上がらない足をいっぱいいっぱいに広げて最後のラン、少しずつ順位を上げる。

容赦ないなと思ったのは、ランの折り返し地点、2キロくらいまた砂浜。

全然、前に進まん。

「もー、意地悪ー」 と独り言もつぶやきたくなる。

ここのダメージが大きかった。

最後の1キロなだらかな上り坂、走れなくなってしまった。

歩いたり、走ったり、なんとか 最後は一人一人アナウンスで紹介されるのでsmileでFINISH・・・。

ゴール地点には屋台が出ていて、地元の野菜食い放題だったので、冷えたトマトをかぶりついた。

うまい! うまいぞー!

水分も不足していたので止まらない。

気付いたら7個くらいお代りしていて、係りのおばちゃんが、お兄さんまだ食うのかいってな顔をしていた。

こんなにしんどいレースは初めてだった。

何度も途中で止めよう、と思ったけど、応援があるもんだからさー、頑張っちゃうよね。

レース後は、おじいちゃんみたいに、段差のあるところは歩けなくなっていた。

基本的に、足腰もっと鍛えないといけないね。

多分、こんな機会がないと、いわきに来る事なんて無かっただろうと、思うけど、漁港があって、魚介類も美味しいし、温泉もあるし、とてもいいところだった。

友達に車出してもらってプチ旅行気分で。

泊まった旅館は「高野の里 入の元湯 神泉亭」というところで、リーズナブルな値段の割に、食事も美味しくて良かった。

食事をするところが合掌造りの古民家になっていて、囲炉裏で鮎やつくねや野菜など焼きながら風情のある夕食だったし、温泉も肌にいいらしく、つるつるしていい湯だった。

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旅館で遅くまで飲みたかったけど、さすがにレース前日、ビール瓶2本くらいでガマン。

本当は、付き合わせた友達にはもっとゆっくりしてほしかったんだけど、レースは朝が早かったので申し訳ない。

会場の近くにある 「アクアマリンふくしま」 という日本設計が設計した水族館も見てきた。

ガラス張りの外観は潜水艦をイメージしているのがあからさまに分かる。

潜望鏡の部分が丁度、展望台になっている。

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内部は外光を取り入れていて明るく、開放的でなかなかよかった。

いろんなゾーンに分かれた館内を上からスロープを降りていくようにぐるぐるまわっていく。 結構見応えはあった。

画像はいわしの大群 と くらげ

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最初は、「きれいー!」 とか、「すごい!」とか言ってたのに徐々に さんま とか カニ とか見ているうちに、みんなお腹がすいてきて、感想も、「うまそー」 に変わってくる。

水族館を出て、漁港にある海鮮物の食堂で腹ごしらえ。

いわきでは 「メヒカリ」 という魚が市のさかなに指定されているみたいで、メヒカリのから揚げを食べてみると、小ぶりな魚なのにすごく脂がのっていて美味しかった。

こうやって、自然に触れながら地方都市を訪れて観光できるのも、トライアスロンの醍醐味だと思う。

バックアップしてくれた友達には感謝です。

今度は何処に行こうかねー

                                                        

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